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女子部突撃取材! 『板プロジェクト』 |
撮影:加藤祥子 後藤ゆり
構成:南知里
6月5,6日アクロス福岡1Fアトリウムにて開催された『板プロジェクト』作品展示会の模様をレポートいたします。
「板ガール」という廃材をこよなく愛する10人の女の子たちがいるらしい。
彼女たちがおよそ1年の時間を費やし製作した作品の数々が一堂に会するとの噂を聞きつけ、早速ドネルモ女子部はアクロス福岡に行ってきた。

アクロス福岡に到着したところ、探すまでもなくそれは目に飛び込んできた。
たくさんの板を並べ巨大なウェーブのように見せているそのオブジェは、よく見ると一枚一枚は何の変哲もない板だが、その存在感には観る者を圧倒させるパワーがある。
その印象は「板ガール」達そのものである。「板ガール」ひとりひとりはオブジェからおおよそ想像もつかない程可憐なお嬢さん方であるが、彼女たちの力を結集させて発足した「板プロジェクト」は単なる通行人さえも引き寄せる強いパワーをもっていた。
そんな「板ガール」の正体は九州大学芸術工学部で建築を学ぶ3,4年生。
普段は図面を書いたり、模型を作ったりする彼女たちだが、つねづね1/1スケールの「ものづくり」に挑戦したいと考えていたとのこと。そんな折、建具メーカー株式会社筑紫工業の抱える納品できずに余ってしまった板の存在を知り、それを利用して何か作ることはできないかと考えた。
テーマは「捨てられるものから捨てられないものへ」。 板ガール誕生の瞬間である。
デザインコンセプトは「層」
彼女たちが工場で遭遇したのは圧巻の板8088枚。その1枚1枚は大変薄く、当初彼女たちの試みを無謀だと言う声もあったそうだ。しかし、その声こそが彼女たちの起爆剤になった。
「薄すぎるなら重ねればいいじゃない!」
1枚1枚の板の薄さを逆手にとって、重ねてできる美しい層が魅力の作品をうみだしていった。


陶器かと見紛うこれも元は板。まさに「層」を感じさせる美しい「器」である。

お客さんから購入したいとの声が多数あったという「flower light」。女の子らしいかわいい作品だ。

強度を出すためにかなり苦労したというハンガーラック。悪戦苦闘の末、今の六角形に落ち着いた。さすが建築を学ぶ学生さんである。実はハンガーも板で作られている。
展示会後にアクロス内洋品店でぜひ使いたいという要望もあったそうだ。
私の個人的一等お気いに入りはこの「TSUYAZAKI」。津屋崎町出身の製作者が津屋崎の星と自然をイメージして作った、重ね方を自分で楽しめる額縁である。「重ねることによって作品の新たな魅力を引き出せるような額縁を作りたかった」と製作者の小笠原さんは笑顔で話してくれた。
ひとつひとつは決して複雑な構造をしているわけではないかもしれない。けれど、どの作品からも廃材の可能性を信じてやまない製作者の廃材への愛情が感じられるのである。だから観る人をこんなにも魅了するのであろう。
オブジェの板1枚1枚は金具を使わず板材を組み合わせて固定されている。それは解体後そこからまた新たな作品をうみだす余地を残すためだそうだ。彼女たちのテーマ「捨てられるものから捨てられないものへ」はどこまでも揺るがないのである。
早速解体したオブジェから作り出す新たな作品を構想中とのこと。今日も彼女たちはツナギを着て、大学キャンパス内「工房」で製作に励む。
「板ガール」、悔しいけれどとってもかっこいい!!
| ドネルモ女子部「チョコより甘い、わたしレシピ」前編 | [10.02.14]ドネルモ女子部「チョコより甘い、わたしレシピ」 |
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