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ドネルモ.func (3) :「ライトノベルが接続する現代詩」渡辺玄英 音声配信 前篇 |
写真:森元里奈
構成:古賀琢磨
現代詩人の渡辺玄英さんによるドネルモfunc(3)《ライトノベルに接続する現代詩》。今回は前半の様子をノーカットで音声データ配信いたします。当日のイベントの模様に関してはこちらをご覧下さい!

ライトノベルは、他の小説との境界が曖昧で、明確な定義の難しい小説のカテゴリと言われています。「角川スニーカー文庫みたいな小説」「まんがやアニメみたいな小説」「ヤングアダルト小説」のような小説群をイメージしてもらえば分かりやすいと思います。
10代から20代の間で広く読まれてきた作品群ですが、近年は30代前後まで拡大しており、また、ライトノベル作家自身がライトノベル以外にカテゴリされる作品を書くといった広がりを見せています。
今回は、現代詩とライトノベルの関係について語っていただく序曲として、渡辺玄英さんが「2000年代のライトノベルから見える現代日本社会」を解説していく模様をお届けします。
ライトノベルとは、日本のサブカルチャーの中で生まれた小説のカテゴリの一つ。定義があいまいなため、その起源については諸説あり、また、どの時点で「ライトノベル」という呼称が生まれたかについても明確ではない。アニメ・まんがタッチで描かれた表紙を特徴とする作品を指すことが多い。 90年代には、角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫など角川書店及びその子会社のレーベルがライトノベルの出版を担ってきた。2000年を前後して、他の出版社からも多数のレーベルが創設され、出版点数も増加傾向にある。
【音声データの内容】
1, ご挨拶 00:00~
2, 講演スタート 02:30~
3, なぜライトノベルを語るのか
「神は細部に宿る」 04:00~
4,玄英先生とライトノベルの出会い
『ブギーポップは笑わない』 05:00~
5, 欲望を反映する物語、ライトノベル 08:55~
5-1, ライトノベルの傾向①
「どこにでもいるぼくたちと異能の力」11:15~
5-2, ライトノベルの傾向②
「世界を知っていく快感」15:00~
5-3, ライトノベルの作劇構造 19:05~
6, ライトノベルは私たちの現在を反映する 20:25~
6-1, うっとりするライトノベル
『マリア様がみてる』といま 26:00~
6-2, 不在の父としてのマリア様 33:00~
6-3, 白薔薇と去勢された天皇制 36:00~
7, ライトノベル 『空色パンデミック』 41:35~
7-1, ぼくたちは空想に感染し続けている 42:20~
7-2, リアリティのない世界 46:20~
7-3, 中吊りにされるリアル 48:00~
7-4, 「物語を選び直す」という希望 52:05~
上遠野浩平によるライトノベル作品。周囲に「世界の敵」由来の異変が起こると「ブギーポップ(不気味な泡)」と名乗る人格が浮かび上がる少女と、葛藤を抱えた人々の物語。
今野緒雪によるライトノベル作品。東京都武蔵野の丘の上にある「私立リリアン女学園高等部」を舞台に、「スール」と呼ばれる擬似的な姉妹関係を結んだ少女たちの学園生活を描く物語
本田誠によるライトノベル作品。空想病の罹患者、結衣と主人公仲西景の二人の関係を描いた物語。本作における空想病は、罹患者の空想に纏わる病であり、他人に空想を感染させる″劇場型″、結衣のように発作をおこすと「正義の使者」になりきってしまうような″自己完結型″のものなどがある。
講師:渡辺玄英
司会:古賀琢磨
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