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若手個人アニメクリエーター TalkAround!! セッション1:清水誠一郎×石田祐康×山元隼一(後半)


 

大変長らくお待たせいたしました!前回の掲載が大好評となった若手個人アニメクリエーターTalkAround!!、今回はセッション1:清水誠一郎×石田祐康×山元隼一(後半)をお届けします!

 

駄菓子的なアニメ-映像とお金の理想的な関係について

清水
関係ないですけど、やっぱり世間的に見たら僕はギャグアニメクリエイターってことになるんですかね?やっぱり(笑)。俺はギャグアニメクリエイターになるとかいう意識はなくて。嫌とかじゃないんですけど。

山元
僕は四天王の1人だと思っていて(笑)。谷口崇、井上涼さん、澤田裕太郎さん、清水くん、で四天王だと思うんですよギャグアニメの。これ見せて笑わないやつはいないって鉄板のギャグアニメだと思うんですけどね。

清水
一番下っ端のバイソンでいいです。(一同笑)

山元
バイソン!よくでてくるねそんなん。四天王の一人っていうかね。

ドネルモ
でも清水さんは自意識じゃ違うんですね。

清水
俺をギャグアニメイターって呼ぶんじゃねぇ!ってことじゃないんですけど、

山元
ハードル上がるもんね。

清水
そうそう。ハードル上がるんですよね。あと、「自分何者なの?」っていうときに、名前以外で表すとしたらどうやって答えるの?って。「映像作る人」ってのもごろ悪い感じで(笑)

でも映像クリエイターっていうのもちょっと違うかなって思って。無理矢理名前付ける必要も無いですけど。俺どうなるんだろうな。映像作る人かな、位の。アニメ作る人でもないんですよね。

伝えたいメッセージとかも特にあるわけじゃないし。まあ、駄菓子的というか。

山元
ああ言ってたね。駄菓子屋に行って気軽に食べられる、安く食べられる、あっちに行けば安く楽しいみたいな。

清水
目指せピザポテト!みたいな。(一同笑)

映画とかは外食だと思うんですよ。外食は外食のよさがあるけど、駄菓子は駄菓子でやっぱりいいじゃないですか。だからなんかあんだろうな。おいしい駄菓子を作れたらいいな、食べてる時間楽しい、おいしい、みたいな。

山元
でもその考え方って今にあってて。今ってiPhoneとかiPadとか、気軽にどこでも動画を楽しめるから、求められるのって基本的に短いコンテンツで。映画二時間とか、さすがに隙間時間で見れないじゃないですか。

で、現代人は忙しいってときに、割と隙間時間で見れるものっていったら駄菓子的な作品の作り方かなって。今のプレミアムっていうか、ユーチューブで配信タイムで流れる時に凄い強度をもつっていうか。

ドネルモ
それは大きいでしょうね。

山元
物凄く時代に合ってしまった。合っているのか合ってしまったのかわからないけど、合ってしまった。

ドネルモ
本人はそこまで恐らく戦略的に振舞ってないだろうけど、実際そういう形になってる、っていう…。

清水
収まりどころはそれぞれにあるとは思うんですけど、僕は凄いおいしい駄菓子を作りたいという感じです。今のところは。

ドネルモ
清水さんは普通に働いてらっしゃる訳だから、そっちの方で一応経済的な安定は保たれてる訳ですよね。

清水
そうですね。

ドネルモ
ってことは、自分が作った作品がyoutubeなりニコニコ動画で、物凄い再生数になっていく中で、そっちでお金を稼いで自立していくといいますか、コンテンツでお金稼ぐみたいな方向に考えとかあるんですか?

清水
やっぱ、その「駄菓子的」という表現をしたのも、そういう話の流れでなんですけど。なんだろうな。僕、「払うべきもの」というか、敬意だと思うんですよ、お金は。もちろんyoutubeとかで見たりとかもするんですが、なるべく好きなものにはお金を払うようにしているというか。当たり前の事なんですけど。

で、元々テレビが、スポンサーから制作費をもらって、タダで提供するのが始まりだから仕方ないのかも知れないですけど、チョコレート一枚楽しむために100円払ってくれるんだったら、映像10分楽しむために100円払ってくれても良いのに、とは思うんですよね。

音楽だとCD買って聞くわけじゃないですか。漫画もそうだし。だから、漫画描いたりバンドが曲出すみたいな感じで、映像出して、お金をもらったりお金を払ったりっていうのが、なんか確立できないものなのかなと思って。

ドネルモ
山元さんはその辺どうですか?

山元
iTunesとかで今音楽配信してる時代ですから、できれば動画とかも…。自分の資産な訳じゃないですか。で、それでどうにか、うまいこと不労所得になってくれれば、というところですね。

僕には作品売る時間とかなかなか作れないから、でも自分に著作権あるんで、作品でうまい事利益が回っていくやり方ができると、それはすごい良いなと思うんです。

不労所得ってのは、凄い大事なんですよクリエイターにとって。だって、自分の作品売る時間があったら、やっぱり一枚でも描きたい。僕と石田君とかまさにそうだと思うんですけど、3コマ打ちより2コマ打ちのほうが良い訳じゃないですか。アニメーションだったら。枚数どんどん増やした方が良い訳だから。

まぁ、単に枚数の話だけではなくて、基本的に時間をかければかけるほどクオリティは上がるわけじゃないですか。だから、清水君に関しても時間をかけたらかけたほどネタの強度も上がっていくかもしんない。そうなると、時間っていうのはお金、守んないといけない。

その時間を買えるので、お金はやっぱりどうしても必要ですよね。じゃあ、自分の作品をどこでどう回すか…。

ドネルモ
石田さんどうですか?

石田
はい?(一同笑)

ドネルモ
今学生さんで、これからどういう道にいくかってあまり公にはできないかと思いますが(笑)、今後どうやって映像でやってくかってあたり…。

石田
僕はちょっと逆というか、古い考え方かもしれませんが、なるべくなるべくクオリティをあげて、即席で楽しめるっていうよりも、どっちかっていうと昔っぽいですけど、長く…。

山元
10年後に残る作品とか?

石田
がっつりと構えて見てもらえるような、その方が好みといえば好みなんです。だから携帯とか、そういうのでちょっと隙間時間で見てもらえるっていうよりも、映画館とか自宅とかでガッツリ構えて観てもらえる作品が好みというか。そっちを作りたいという願望はあります。

ドネルモ
となると、やっぱり大きなプロダクションに所属する形で、映画みたいなプロダクションを展開するみたいなあり方が理想になるんでしょうか?

石田
そうです、だからほんとにそっちよりです。個人作家っていうよりも、そっちの方寄りなんですよね。

だからこそさっきの清水さんの「駄菓子」って発想が凄い新鮮で。そういうのも確かにあるし、いいな、とも逆に思いましたね。思わされたというかなんというか…なるほど、みたいな。その発想なかったんで本当に。本当に考え方が古くて…。

山元
それはそれで一番クリエイターとして正しいというか、風化しないというか、建築みたいに残るっていうね、そういうのってすごい大事っていうか。

ドネルモ
石田さんがあらゆる方面に恐縮してる感じがなんとも(笑)。

山元
石田君一番年下なんで(笑)。

 

 

 
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10/10/24 00:25 | コメント(0) | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーのはてなブックマーク数 Buzzurlへ追加このエントリーのBuzzurlブックマーク数 livedoorクリップへ追加このエントリーのlivedoorクリップ数 Yahoo!ブックマークへ追加人が登録 POOKMARK Airlinesへ追加 Saafへ追加 ニフティクリップへ追加 add to del.icio.us add to Digg add to Reddit

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