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[13.2.24]【参加者募集中】サロン・ド・ネルモvol.2 『知られざる兄弟キルギス--天山山脈の向こうの片思い』


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2013年新企画、「サロン・ド・ネルモ」。

月一回一つのテーマについて、お茶を飲みながらゆる~く時には熱く語り合うサロンです。

vol.1では多くの方にお越しいただき、熱い議論が繰り広げられました。当日の様子はこちらのフォトレポートをご覧ください。

さて、今月は、2年間キルギスに青年海外協力隊として赴任されていた桑山篤さんにお話していただきます。

キルギスには日本好きが多く、「キルギス人はかつて日本人と兄弟だった」という逸話が語られているらしいとのこと。(!)

キルギスのことを全然知らない人、ちょっと興味ある人、実はとっても行きたい人も皆楽しめる会になると思います。

入場無料、お菓子・飲み物持ち込み歓迎です。
ぜひ、気軽にご参加ください。

テーマは、『知られざる兄弟キルギス~天山山脈の向こうの片思い』

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サラム(こんにちは)!

キルギス共和国(通称「キルギスタン」)という国名を聞いたことがある人はいますでしょうか?キリバスでもキプロスでもキリギリスでもありましぇん!
キルギス共和国は、中央アジアと呼ばれる地域に位置し、北はカザフスタン、東は中国(新疆ウイグル自治区)、南はタジキスタン、西はウズベキスタンと接する独立後22年のCIS[※1]加盟国です。
日本人に殆ど馴染みのないですが、キルギス共和国ですが世界で唯一ロシア軍とアメリカ軍の両基地を持ち、世界で最も長い叙事詩『マナス』[※2]を生んだ国でもあります。「中央アジアのスイス」と名付けられるほど(誰に?)自然も豊かで、かの三蔵法師(玄奘)が西遊記の中で「熱海」と訳したイシククリ湖も有します。
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そんなキルギスの国民の多くは、日本に無邪気な好意を持っています。様々な理由が考えられますが、次のような小話がまことしやかに語られるほど日本好きが多いのです。「キルギス人にはかつて兄弟がいた。魚好きの者が東へ向かい日本人となり、肉好きのものが西へ向かいキルギス人となった。」と。
確かにその「好意」は「日本」の差異を無視し社会的に構築されたものかもしれませんが、その「好意」が肌触りのある確固たるものとして存在しているのも事実なのです。この切ない片思いを伝えたいというナイーブな告白欲求のようなものが今回の動機のひとつです。
イスラムの周縁であり、ソビエトの周縁であり、チュルク[※3]の周縁であったようなキルギスは、中国やロシア、アメリカを含む大国や帝国に翻弄されてきました。また逆に、部分的にそれらをうまく換骨奪胎してきたとも言えるかもしれません。
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そのキルギス共和国で、縁[※4]あって2年間生活する中で感じられたこと限られた経験と偏った視野からながらお伝えできればと思います。風土、遊牧性、垣間見えた問題、風俗・習慣に見られる一見理解しがたい合理性、豊かなキルギスの魅力を、参加者の方と共有できれば幸いです。そこには私たちの当たり前と思っている価値観や抱える問題を相対化する可能性が見えてくるかもしれません。
サラム!ド・ネルモ、じゃなかった、サロン・ド・ネルモで語り合いましょう[※5]。(桑山)

■日時 2013年2月24日(日)15:00~(2時間程度)

■場所 リノベーションミュージアム冷泉荘1階B棟2コ 1多目的スペース

■料金 無料

■定員  20名

■お申し込み 件名「サロン・ド・ネルモ」にて、donnerlemot@gmail.comまで、氏名・連絡先、出席の旨をお知らせ下さい。

 

■パネラー:桑山 篤

■司会進行:山内美加 (九州大学芸術工学府修士課程)

 

【お問い合わせ】
■メール:donnerlemot@gmail.com
■主催:ドネルモ
■担当:山内 美加

 

「サロン・ド・ネルモ」って?

「サロン・ド・ネルモ」は、時代も世代もジャンルも軽〜く飛びこえて、その場に集った人が一緒になって自由にコミュニケーションする場/ひとときです。

毎回、担当者が1つのテーマを決め、そのテーマに従って、淡々とフリートークするもよし、お客さんと一緒にディスカッションするもよし、ゲストを招いて講演してもらうのもよし。 とにかく形式やジャンルにとらわれず、放課後の部室のような気軽さで、《あれってどうなの?》《みんなどう思ってる?》とほがらかに語らい、考えを交わしあえたらいいなあと思っています。

毎月第四日曜日の昼下がり、好奇心の赴くままに、ふらりと遊びにきてください。

 

※1 ソ連崩壊時に、構成15カ国のうちの12カ国によって結成されたゆるやかな国家連合体。現在の公式加盟国は、憲章を批准していない非公式加盟国のウクライナ、トルクメニスタンと脱退したグルジアを除くロシア、ベラルーシ、モルドバ、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスの9カ国。


※2 キルギス人に伝わる世界で最も長い叙事詩(韻文数)。英雄マナスと息子セメテイ、孫セイテクの三代に渡る生涯を詠った作品。成立年代は諸説あるが17世紀の出来事の多くをもとに18世紀に成立したと言われている。伝統的に歌い手マナスチによって口承で伝えられてきており、筆記されたものにはいくつかのバリエーションがある。


※3 中央アジアを中心にシベリアからアナトリア半島にいたる広大な地域に広がって居住する、テュルク諸語を母語とする人々の総称。日本語では「チュルク」や「トゥルク」と表記されることもある。


※4 JICA事業「青年海外協力隊」平成22年度1次隊としてナリン州に派遣。職種は青少年活動。本人は大学卒業後に「生存のため」応募したという経緯もあり、当日は「国際協力」や「ボランティア」などのテーマでの話をするつもりはありませんので(もちろん質問があればできる範囲でお答えします。)ご了承ください。


※5 参考作品 <書籍> 若松寛(訳)『マナス(少年編・青年編・壮年編)』、オリヴィエ=ロワ『現代中央アジア―イスラム、ナショナリズム、石油資源』 <映画> アクタン・アリム・クバト『明りを灯す人』、『あの娘と自転車に乗って』、etc... 他にも当日話す中でいろいろと紹介できればと思います。

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13/02/06 19:50 | コメント(0) | トラックバック(0) このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーのはてなブックマーク数 Buzzurlへ追加このエントリーのBuzzurlブックマーク数 livedoorクリップへ追加このエントリーのlivedoorクリップ数 Yahoo!ブックマークへ追加人が登録 POOKMARK Airlinesへ追加 Saafへ追加 ニフティクリップへ追加 add to del.icio.us add to Digg add to Reddit

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